映画「大地を受け継ぐ」鑑賞

今日は生憎の雨でしたが下北沢トリウッドへ映画「大地を受け継ぐ」(監督:井上淳一)をかみさんと観に行く。
お客さんはかみさんと二人のみ・・・少し寂しい。
原発事故を受けつつも福島県須賀川市で農業を営む樽川和也さんが東京から訪れた学生さん達に今の現状と4年の軌跡を語るもの・・・。
原発が爆発した後、地元の農業団体から出荷停止のFAXが届いた翌日自殺した和也さんの父・・・それから苦悩の4年が過ぎて・・・・
彼は云う「風評被害というけれど、これは風評では無い現実なんだ」と。根も葉もない事を流すのが風評被害。これは放射能が振りそそいだんだから・・・・現実そのものだという彼の言葉に説得力がある。
「そんな福島応援の為に福島の農作物を食べよう!と云いますが誰が好き好んで食べますか?放射能を吸い込んだ食べ物を。・・・・・でも逆に福島の作物の方が安全かも、だって検査して出しているんだから・・・他の物は放射能降り注いでいても分かんないもの」と。

そして黙々と田畑を耕し続ける親子。200年代々続いたこの土地を自分の代で荒れ地には出来ないと・・・・。
この物語は報道されないもう一つの福島の物語。
4/22日まで毎日上映しています。
土日12時/平日15時。(火曜日定休日)

大地

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